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クレイ兄弟

Ronald "Ronnie" Kray
Reginald "Reggie" Kray

双子のクレイ兄弟は1950〜60年代のイギリス・ロンドンでは有名なギャングだった。
ロナルド(ロニー)とレジナルド(レジー)はギャングを組織し、強盗、暴行、殺人、放火、恐喝など様々な犯罪に関わった。
一方でナイトクラブを経営し、著名な政治家や芸能人などとも交流した。
1969年に逮捕され、無期懲役の判決を受けた。
ロニーは1995年に、レジーは2000年に死去した。

<概要>
ロニーとレジー・クレイの双子は1933年10月にロンドンのイーストエンドで生まれた。兄と姉がいたが、姉は乳児期に死亡している。
少年期にはアマチュアボクシングで才能を示したが、何度も暴力事件を起こして刑務所に入れられたため、プロボクサーとしての将来は閉ざされてしまった。
以後、彼らはギャングの一員としてめきめきと頭角を現していった。

1960年、ロニーは18ヶ月間投獄された。一方でレジーはナイトクラブの経営を任されていた。
このナイトクラブには犯罪者だけでなく政治家や領主、芸能人なども集まるようになった。その中にはフランク・シナトラやジュディ・ガーランドも含まれていたという。
しかし、その裏で兄弟は脱獄の手助けや殺人などの重大犯罪に手を染めていた。
1966年3月9日、兄弟は対立するギャングのリーダーであったジョージ・コーネルを射殺した。十分な動機も目撃者もいたにも関わらず、兄弟は無罪となった。
翌1967年の10月29日にも兄弟はジャック・マクヴィティを制裁のために刺殺しているが、本人らは有罪にならなかった。
こうしてクレイ兄弟はその悪名をロンドン中に轟かせた。モンティパイソンのネタにまでされたという。

クレイ兄弟は有力者とのコネや合法的な企業体によって守られていたが、1968年5月8日についに逮捕された。
彼らを追い詰めたのはスコットランドヤードのレナード・アーネスト・リード率いるチームである。彼らは困難な捜査を続け、兄弟の犯罪に関わる十分な証拠を集めた。
兄弟は無期懲役の判決を受けた。

ロニーはカテゴリーAの囚人として他の囚人とは接触しない、ほぼ自由のない刑務所生活を送っていたが、1979年に精神障害と診断され、1995年3月17日に心臓発作で死ぬまで病院に入院していた。
レジーは当初カテゴリーBの囚人だったが、8年後にはカテゴリーCに格下げされた。30年以上の懲役の後、2000年8月26日に釈放された。彼は膀胱ガンを患っており、同年10月1日に死亡した。
兄弟はチングフォードマウント霊園に並んで埋葬されている。

<映画>
クレイ兄弟はイギリスでは大変有名人で、多くのテレビや映画などのネタにされている。
2016年6月に日本でも公開された『レジェンド 凶器の美学』ではトム・ハーディが双子を演じている。

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この映画と同時期に銀座のヴァニラ画廊で開かれたシリアルキラー展には兄弟の作品も展示された。

<リンク>
Kray twins (Wikipedia En)

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