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北村実雄・真美・孝・孝紘

北村実雄・北村真美・北村孝・井上(旧姓:北村)孝紘

2004年9月に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人・死体遺棄事件の犯人一家。
強盗目的で貸金業を営む一家を殺害、遺体を遺棄した。
2006年には母親と次男に、2007年に父親と長男に一審死刑判決が下った。
2011年には一家全員の死刑判決が確定した。

<概要>
北村一家の父・北村実雄は道仁会系北村組組長であったが、後に被害者となる女性などから多額の負債を抱えており、上納金や生活費にも困窮していた。
そこで妻・真美と共に貸金業を営む被害者の殺害を計画し、実行に際して長男・孝を誘い込んだ。
計画は被害者に架空の土地売買を持ちかけ、2600万円の現金を用意させた後に殺害するというものであった。
しかし、長男は両親を出し抜こうと次男・孝紘を誘い、2004年9月16日、被害者宅を襲撃した。
長男も次男も元力士だった。長男には傷害致死の前科があり、次男は地元暴走族のリーダーだったという。
二人は家にいた貸金業者の次男で15歳の少年を絞殺、金庫にあった金品約400万円分を強奪。少年の遺体を諏訪川に遺棄した。
しかし、土地売買の代金の強奪には失敗したため、両親に顛末を話して頭を下げた。
話し合いの結果、一家は再度金を奪う計画を実行することにした。
翌17日、母親が被害者を呼び出し、催眠薬入りの食事で眠らせた上、次男が絞殺。
金を盗むため被害者宅まで向かったところ、親の行方を捜していた被害者の長男(当時18歳)とその友人(当時17歳)と遭遇。
一家は二人を車に乗せて埋め立て地に連れて行き、拳銃やアイスピックを用いて殺害、三人の遺体を車ごと諏訪川に沈めた。

2004年9月21日、次男の遺体が発見され、その翌日母・真美が逮捕された。
父・実雄は事情聴取中に拳銃自殺を図った。
23日には車ごと沈められた三人の遺体も発見され、次男・孝紘が逮捕。
10月2日には長男・孝も逮捕されたが、13日に福岡地検久留米支部から逃走を図った(およそ三時間後に確保)。

一家は取り調べに非協力的で、法廷内でも口論を始めるなど事件の真相については不明なことも多い。
2006年10月17日、母親と次男に一審死刑判決。
2007年2月28日、父親と長男に一審死刑判決。
2007年12月25日、母親と次男に二審死刑判決。
2008年3月27日、父親と長男に二審死刑判決。
2011年10月3日、最高裁が母親と次男に死刑判決。
2011年10月17日、最高裁が父親と長男に死刑判決。
こうして一家四人全員の死刑が確定した。

<リンク>
ニュース特集・大牟田4人殺害(読売新聞)

<ノンフィクション>

我が一家全員死刑 福岡県大牟田市4人殺害事件「死刑囚」獄中手記 鈴木智彦 コア新書

次男・孝紘の獄中記を中心としたドキュメント。
映画化されるとのこと(シネマトゥデイの該当記事)。2017年秋に公開予定。
ちなみに下の本の新書版らしい。

我が一家全員死刑 鈴木智彦 コアマガジン


夫婦で死刑、兄弟で死刑というのは稀にあるが(例えば埼玉愛犬家殺人の関根と風間夕張保険金殺人の日高夫妻など)、一家四人が死刑という事件はほとんど例がないのではないだろうか。
あまり有名ではないが、印象的な事件である。

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