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ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン

Vayron Jonathan Nakada Ludeña

2015年9月14日、16日に埼玉県熊谷氏で起きた連続殺人事件の犯人。
小学生2人を含む6人を刺殺し、立て籠もりの果てに自殺を図り、逮捕された。
数日後に意識を取り戻すが、警察の調べに対して事件のことを知らないと話しているという。

<概要>
ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタンは1985年、ペルーで10人兄弟の末っ子として生まれた。
ナカダ姓は日本に出稼ぎに行くにあたり、2003年に日系人と養子縁組して得た名字である。
2000〜2006年にかけ、実兄であるペドロ・パブロ・ナカダ・ルデニャが連続殺人事件を起こし、17人を殺害した。
ナカダはこの事件を目撃し、PTSDを患っていたという話もある。

2005年、ナカダは来日した。兄の事件や日本語がほとんど喋れないことなどが影響したのか、徐々に精神を病んでいったとみられ、関東近郊の工場を転々としていた。
2015年8月、ナカダは「背広の男に追われている」と話し、勤めていた群馬県伊勢崎市の工場を突如退職した。

2015年9月13日の昼過ぎ、ナカダは埼玉県熊谷市内の民家の庭に不法侵入した。住民が声をかけると、彼は警察に電話するように片言の日本語で伝えた。
通報により駆けつけた警察はナカダを熊谷署に連れて行った。彼はペルーに帰りたいと繰り返し、親族と電話して泣き出したという。
15時ごろ、ナカダは喫煙休憩を求めた。一服した彼は突然走り出し、追いかける署員を振り切って逃走した。わずかな所持金も荷物も警察に置いたままだった。
警察の元にはナカダと思われる目撃情報が複数届いた。庭に不法侵入した、金銭をせびられたという通報もあり、警察は警察犬を投入して行方を追ったが、ナカダの行方は分からなかった。

翌日の夕方、ナカダは熊谷市内の住宅に侵入し、住民の夫婦を滅多刺しにして刺殺した。この際、ビールを飲んでいたことがわかっている。その後車を奪い、200mほど離れた駐車場に乗り捨てた。
この事件はその日のうちに発覚している。

翌15日、警察は13日に起きた不法侵入の罪でナカダの逮捕状を取った。だが、地域に周知することはなかった。

そして16日、ナカダは熊谷市内の女性宅に侵入して住民の84歳の女性を殺害した。彼は一晩この部屋で過ごしていた可能性がある。この事件は16時50分頃には発覚している。

17時過ぎ、先の事件について聞き込みをしていた警官がある一軒家の異変に気づいた。明かりがついているにも関わらず、応答がなかったのだ。
ナカダは2階の窓から顔を出した。両手には包丁が握られていた。警察の説得にも関わらず、ナカダは両手首を切りつけて、窓から投身自殺を図った。
家の中からは住民の41歳の女性とその娘2人(当時10歳と7歳)の遺体が見つかった。母親は滅多刺しにされていたが、姉妹は一突きで殺害されていた。

ナカダは落下した際に頭部を強打し、その後数日間意識不明の重体となった。同年9月24日に意識を回復し、10月8日に退院と同時に逮捕された。
しかし、ナカダは「気がついたら病院にいた」などと供述し、現在も容疑を否認している。
ナカダの一族には精神疾患を患う者が多いようで、連続殺人犯の兄も統合失調症の診断をされている。ナカダ自身も意味不明な供述を繰り返していることから、同様の疑いが持たれている。

2017年4月10日、第一回公判前整理手続きが開かれ、再度精神鑑定が行われることとなった。
ただし、起訴前に行われた精神鑑定では精神疾患なしの診断が下りている。

<リンク>
熊谷連続殺人事件(Wikipedia)

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