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リチャード・ラミレス

1984年から85年にかけてアメリカ・ロサンゼルスで民家に侵入し、殺人・強姦・強盗を働いた。
1989年に13件の殺人、5件の殺人未遂、11件の性的暴行、14件の強盗の罪で死刑判決を受けた。
2013年6月7日に獄死。
別名:ナイトストーカー(Night Stalker)

<概要>
テキサス州の大家族に生まれ育ったラミレスは、少年時代から反社会的傾向があった。
10代半ばにしてマリファナに手を染め、幾度か逮捕されている。
ロサンゼルスに出てきたのは事件を起こす二年ほど前のことだった。
すっかりジャンキーになった彼は、窃盗をしながらホームレス生活を送っていた。

最初の事件は1984年6月に起きた。
被害者は79歳の女性で、自宅アパートで就寝中に押し入ってきたラミレスに強姦され、めった刺しにされて殺された。
その後、彼は1985年8月までに14件の事件を起こしている。
ほとんどの事件は夜間、被害者の自宅で起こっている。
ラミレスは目に付いた家に侵入、男は銃殺し、女や少年がいればレイプしてから殺した。
被害者に悪魔への忠誠を誓わせ、悪魔崇拝の印を現場に残したこともあった。
彼は気まぐれで、時には被害者を殺さないこともあり、生き残った者も何人かいた。
彼らの証言や現場に残された沢山の証拠物件を元に、捜査は大がかりに行われた。
被害者は10代から80代の女性と幅広く、少年も被害に遭っているなど、犯人像のプロファイリングは混乱した。
逮捕に繋がったのは指紋照合だった。
1985年8月の最後の事件後、当時の最先端技術だったコンピュータによる指紋照合システムにより、ラミレスが浮かんだ。
警察はすぐに彼を指名手配した。
ラミレスはヒスパニック系の居住地に逃げ込んだが(彼はヒスパニック系だった)、彼を見つけた住民らにリンチされているところを逮捕された。

逮捕当時のラミレスは不摂生な生活と薬物乱用により当時26歳ながらも既に歯を失い、見るからに不健康そうだった。
しかし、拘留中に太り、義歯をはめ、身なりを整えたところ、一躍人気者となった。
彼の裁判には沢山の女性が傍聴に訪れ、多くの手紙が届いた。
後にグルーピーの一人と獄中結婚までしている。
弁護士は裁判の引き延ばし工作を行い心神喪失を訴えたが、判決は死刑。
2013年、拘留中に死亡した。享年53歳。

<リンク>
死亡に関するニュース
Serial killer, rapist Richard Ramirez -- known as 'Night Stalker' -- dead at 53 (CNN)
ちなみに日本じゃ全くといっていいほど報じられなかった。

<おまけ>
この人は手紙を出すと結構返事をくれたらしい。
日本でも手紙をやりとりした人がいるのには驚いた(ググると何人か出てくる)。
あと、『最後の犠牲者』ジェイソン・モス(獄中のジョン・ウェイン・ゲーシーと文通、刑務所で面会して殺されかけたことで有名になった学生。後に自殺)も彼と文通している。

「連続殺人犯」の心理分析 ジェイソン・モス 講談社

この本にそのやりとりも掲載されている。

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