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ゲイリー・リッジウェイ

Gary Leon Ridgway

1980〜90年代にかけて米国ワシントン州およびカリフォルニア州で少なくとも49人の若い女性を殺害し、遺体を遺棄していた。
被害者の遺体がグリーン川で見つかったことから『グリーンリバーキラー(The Green River Killer)』としても有名。
2001年にDNA鑑定が決め手となり逮捕された。
2003年に仮釈放なしの終身刑判決を受けた。

<概要>
ゲイリー・リッジウェイは1949年、ユタ州ソルトレイクシティで3人兄弟の次男として生まれた。
子供の頃のIQは82で、知的にはボーダーライン上にあった。
16歳の頃に6歳の少年を木の枝で刺して怪我を負わせたが、この時に人を殺すのは楽しいと思ったという。

高校卒業後には一度目の結婚。海軍に入隊し、ベトナムにも派兵された。
この頃から多数の売春婦と関係を持つようになり、淋病にも感染し、妻とは離婚した。
なお、その後も二度結婚しており、二度目の妻との間には息子も一人いる。

最初の犯行は1982年の7月8日だった。
被害者の遺体は7月15日、グリーン川に沈んでいる状態で発見された。
この7〜8月の間に、リッジウェイは少なくとも7人を殺害。
グリーン川で立て続けに遺体を発見した警察は、連続殺人犯がいることに気付いた。
当初はグリーン川付近だけが注目されていたが、川から離れた場所でも関連する遺体が複数見つかった。

死体遺棄現場が州をまたいでいたことなどもあり、捜査は難航。
犯行の多くは1982〜84年の間に行われているが(少なくとも42件)、それ以降も散発的に犯行は続けられていた。
1991年時点で49体の遺体が見つかり、1500万ドルの費用がつぎ込まれていたが、『グリーンリバーキラー』は逮捕に至らなかった。
この事件は史上最大の未解決事件として有名になり、嘘の自白をする者も現れた。
またテッド・バンディが捜査に協力を申し出たという話もある。

2001年、事件が発覚しておよそ20年が経った頃、科学捜査により事件は大きく動いた。
1982〜83年に殺された被害者らから検出された犯人のものと思われるDNAが、1987年に採取されたリッジウェイのDNAと一致したのだ。
この結果を受け、2001年11月30日、リッジウェイは逮捕された。
2003年12月18日、リッジウェイは48回の終身刑(仮釈放なし)の判決を言い渡された。

<リンク>
Gary Ridgway (wikipedia en)
Green River Killer: River of Death (crimelibrary)

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