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日高安政・信子

1984年5月5日に北海道夕張市で起きた保険金詐取目的の放火殺人における首謀者。
炭鉱下請け会社を経営していたが、従業員に宿舎への放火を依頼、火災により従業員4人とその子供2人が死亡した。
実行犯の自首により犯行が露呈。
1987年に夫婦共に死刑判決を受け(実行犯は無期懲役)、1997年に執行された。

<概要>
暴力団日高組の組長日高安政とその妻信子は、夕張炭鉱への労働者派遣を請け負う下請け会社を経営していた。
1981年の北炭夕張新炭鉱ガス突出事故の発生により、派遣従業員の半数を失うも、多額の保険金を受け取った。
夫妻はこの大金を自宅の新築や豪遊などであっという間に浪費してしまったという。
しかし、事故により夕張の炭鉱業は一気に衰退、夫妻は一転困窮した。
以前の事故で味をしめた2人は保険金詐欺を計画、従業員の石川清を共犯に引き込んだ。

1984年5月5日、日高工業の宿舎で火災が発生し、宿舎内にいた従業員4人とその子供2人が焼死した。
また、消火作業に当たった消防士も1人殉職した。
当初この火災は事故と判断され、日高夫妻は火災保険金及び死亡保険金として約1億3千万円を受け取った。

しかし、同年8月15日、放火の実行犯であった石川(彼自身も火災で重傷を負っている)が分け前の少なさや口封じへの恐怖から警察に自首、事件が発覚した。
8月19日、夫妻は逮捕された。

1987年、一審の札幌地裁は日高夫妻に死刑を、石川に無期懲役の判決を下した。
3人は控訴するも、昭和天皇崩御による恩赦を狙って控訴を取り下げた。
しかし、恩赦は行われなかった。
2人は控訴審の再開を申請するも受け入れられることはなかった。
1997年8月1日、日高夫妻は同日に死刑に処された。

<リンク>
夕張保険金殺人事件(Wikipedia)
夕張保険金殺人事件を探る! 日高商事と青葉町の夕暮(札幌心霊切り込み隊)
日高夫妻の自宅兼会社事務所は現在も廃墟として残っているらしい。
このページでその様子が見られる。

<ノンフィクション>

日本凶悪犯罪大全 SPECIAL 犯罪事件研究倶楽部 イースト・プレス

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