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鈴木正人・茂木美幸
被害者は鈴木正人のいとこであり、茂木美幸の夫である男性。
警察らが犯行現場であるアパートに踏み込んだ際、二人は遺体をバラバラにしている最中だった。
二人は犯行を悪魔払いだと主張した。
1992年、鈴木に懲役14年、茂木に懲役13年の判決が確定した。
<概要>
鈴木正人と被害者はいとこで、二人は幼い頃から仲が良かった。
特に被害者の鈴木に対する信頼は大きく、鈴木が新興宗教に入信した際、自分も入信するほどだった(二人とも後に脱会している)。
その後、被害者は茂木美幸と結婚、平穏に暮らしていた。
事件のきっかけは、鈴木が自分の人生が上手くいかないのは悪魔に取り憑かれているせいだという妄想に取り憑かれたことだった。
鈴木はミュージシャンの被害者に「悪魔を追い払う救世の曲を作れるのはお前しかいない」と告げた。
被害者と茂木はその言葉を信じ、神奈川県藤沢市の鈴木のアパートで作曲を始めた。
しかし、作曲は難航し、鈴木は被害者に悪魔が取り憑いたと言い始め、自己流で悪魔払いを始めた。
1987年2月25日、鈴木は被害者を絞殺し、茂木と共にその遺体の頭・胴体・足を切断、骨から肉をそぎ落として塩で清めた。
通報を受けた警察らが踏み込んだのはその夜のことだった。
裁判では二人の責任能力の有無が問われた。
精神鑑定の後、1992年5月13日、横浜地裁は鈴木に懲役14年、茂木に懲役13年の判決を下した。
鈴木は控訴したが東京高裁は棄却、判決が確定した。
<リンク>
藤沢悪魔払いバラバラ殺人事件(wikipedia)
<ノンフィクション>
日本凶悪犯罪大全 SPECIAL 犯罪事件研究倶楽部 イースト・プレス
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