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ゲイリー・ハイドニック

1986〜1987年にかけ、アメリカ・フィラデルフィアで女性6人を誘拐した後監禁、暴行を加え、うち2人を殺害した。
被害者は全員黒人の女性。
監禁した理由は「子供を産ませるため」。
女性達は拷問を加えられ、何度もレイプされた。
被害者の1人が逃げ出し、事件が発覚。
1999年に処刑された。

<概要>
ハイドニックは精神疾患を抱えており、事件以前には幾度もの入退院や自殺未遂を繰り返している。
しかし、彼の知能は高く、株式投資によりかなり資産を築いていた。
1970年代、「教会を開き、子供を作れ」という「神の啓示」を受けた彼は、宗教法人を立ち上げる。
ハイドニックはスラム街で熱心な布教活動を行っていたという。

やがて信者の女性数人(全員知恵遅れだという)との間に子供が生まれたが、ハイドニックはこの女性達も監禁したり虐待を加えたりしていた。
この子供達は全員養子や施設に送られ、結局彼の手元には残らなかった。
その後、ハイドニックはフィリピン人の女性と結婚するが、すぐに離婚。
この女性は後にハイドニックの子供を出産したが、彼には手紙を送っただけだった。

1986年、ハイドニックは最初の事件を起こす。被害者は26歳の売春婦だった。
その後、第二の被害者となったのは以前にハイドニックの子を中絶した女性だった。
年末には1人、翌1987年初頭に更に2人の女性が相次いで誘拐され、被害者の列に加わった。
女性達はハイドニックの家の地下室に監禁され、日々暴行を加えられた。

そのうち、特に反抗的だった女性(2番目の被害者)がパンを喉に詰まらせて死亡した。
ハイドニックは彼女を解体し、その肉を女性達に与えるドッグフードに混ぜた。
その後、やはり反抗的だった女性(4番目の被害者)が拷問中に死亡する。

このとき、ハイドニックは女性達の一人(第一の被害者)をとりわけ信用し、特別扱いしていた。
彼女は死体の遺棄にも協力し、他の女性達の管理にも積極的に協力、新たな被害者の誘拐にも手を貸していた。
しかし、それは彼女の演技であった。
彼女はハイドニックに「一目子供に会いたい」と言い、逃げ出すことに成功する。
そして警察に駆け込んだ彼女の告発により、残りの3人も救出され、ハイドニックは逮捕された。

<リンク>
ゲイリー・ヘイドニク(monsters)

<フィクション>
2013年6月に日本公開になる『コレクター』は、この事件を元にしているらしい。
映画公式サイトには「リアル・サイコ・サスペンス」とさも実際に起こった事件を描いたように書いてあるが、あらすじを見る限り、元ネタにしたという程度。
英語版のwikiにはこの映画の項目があるが、ゲイリー・ハイドニックには触れられてない。
ここを見る限り、どっちかというと2009年にアメリカで発覚した少女誘拐・長期監禁事件の方が元ネタっぽい。
なお、この映画は2012年アメリカ公開。DVDも出ている模様。
この間のオハイオ州の事件を受けて、急遽日本でも劇場公開を決めたのではなかろうか?
安易な邦題もそんな妄想をかき立てる。
この手の女性拉致監禁ものの邦題を『コレクター』ってタイトルにするのはいい加減止めて欲しい。
(10年くらい前にも『コレクター』という邦題の女性監禁ものの映画があった。)
この映画も原題の『The factory』でいいじゃんか。
リメイクでもないのに(最初タイトル見た時、一瞬リメイクなのかと思った)、往年の名作映画『コレクター』との混同はいい加減止めてほしい。

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